「こけたら立って半人前、立ったら歩いて一人前」
この言葉を思い出すたびに、なんだか考えさせられます。
後藤清一さんの著書で目にした言葉です。後藤さんは松下電器の創業期に見習い工として入社し、長く現場で経験を積まれた後、三洋電機の創業に参画され、副社長や相談役まで務められました。
そして、この言葉は、もともと松下幸之助さんが後藤さんに贈った言葉だそうです。
人生を振り返ってみると、思いどおりにいかないことはたくさんあります。
仕事でも勉強でも、あるいは新しい環境に飛び込んだときでも、失敗したり自信をなくしたりすることがあります。
私自身、そのような経験を何度もしてきました。
そんなとき、この言葉を思い出します。
失敗しない人になることが大切なのではなく、うまくいかなかった経験を受け止め、もう一度挑戦しようと思えることが大切なのではないか。
そう考えるのです。
私たちは誰もがそれぞれ違った環境や状況の中で生きています。
進む速さも、経験することも、一人ひとり異なります。
だからこそ、人と比べる必要はなく、自分なりの一歩を積み重ねていけばよいのだと思います。
うまくいかない日があってもいい。
思うような結果が出ない時期があってもいい。
大切なのは、その経験から何かを学び、次につなげていこうとする気持ちではないでしょうか。
短い言葉ですが、「失敗を恐れず、挑戦を続けよう」という温かい励ましが込められているように感じます。
私もまた、この言葉を心に留めながら、日々の仕事に向き合っていきたいと思います。